映画・母と暮らせばでは、物語上一人ひとりのキャラクターに

重要な役割があろうかと思います。

 

今回、キャストの割り当てがない、主人公の兄に注目したいと思います。

 

ネタバレ込みですので、ご注意ください。

映画・母と暮らせば、主人公の兄は、キャスト設定なしだが。

 

主人公、福原浩二に兄がいる設定ですが、

キャストによる配役がいないことから、軽視されがちかと思います。

 

それは兄が第二次世界大戦の関係上、

徴兵され、かつ戦死していしまったからとなります。

 

しかし物語の根幹にものすごい影響を与える人物となります。

 

さて、主人公が医学部へ進学したのも、

兄の影響があってのことです。

 

主人公自体は、文系大学へ進みたかったのに、

理系しかも医学部へ進学させたこの兄が意図するところは

徴兵を避けるもしくは遅らせることでした。

 

事実その目論見が当たり、主人公は長崎医科大学にて

学生生活を送ることができましたが、原爆により死去することになります。

 

確かに半ば兄の思惑通りだったものの、原爆での主人公の死去

完全に想定外に違いありません。

 

映画・母と暮らせば、主人公の兄が根幹となる物語。

 

これだけ重要な、物語の根幹をなす兄の存在は、かなり光るものがあると思います。

 

ただキャスト役がいないこともあり、兄の細かな描写がなされていないのが

なかなか残念なところ。

 

主人公だけでなく、兄自身も一人の主役として、

物語を紡げそうなイメージがありますしね。

 

ただこの母と暮らせばという物語上、兄の存在が主人公の運命を狂わせ、

また兄の存在がいないからこそ成立する類のものですので、

その点は兄は主人公になりえないということになりましょうか。

 

ともあれ、本作を視聴するうえで、兄は主人公にも勝るとも劣らない

重要キャラクターとなることでしょう。

 

https://twitter.com/maochi_44/status/676714064488235009