『となりのトトロ』では、宮崎駿監督の傑作の一つとされるように、非常に細やかで精緻な描写がされていることが特徴となります。

 

さて本作には、不穏な都市伝説がありますが、その中に、サツキとメイちゃんの幽霊説があり、作中に登場するサンダルの描写から検討してみたいと思います。

サンダルの描写にまつわる都市伝説について

メイちゃんのサンダル

 

『となりのトトロ』では、夏ごろから秋にかけての、サツキとメイちゃんの奇妙な冒険譚になりますが、この2人にかけては非常に細やかに描かれています。

 

表情はもとより微妙な仕草までも再現されていていることになりますが、服や靴までの小物までも同様に描かれているでしょう。

 

作中の大事件と言えば、メイちゃんの迷子・失踪事件ですが、この手がかりとなるメイのサンダルの描写から都市伝説が生まれることになります。

 

それは、メイちゃんをはじめサツキが死んでいるという、ホラー要素を含んだ説になります。

 

作中では、池にサンダルが浮いていて、おばあちゃんがメイちゃんのものじゃないかと疑うシーンがあります。

 

それをサツキが確認し、「メイの(サンダル)じゃない」と答えるシーンがあり、安堵することになります。

 

しかしながら都市伝説では、既にメイちゃんが死んでいたという説があります。

 

その理由としては、物語の後半部分で、メイの立つ影の部分が薄くなっていたからです。

 

通常日が当たらない場所以外に立つと、影ができるものですが、それが薄くなるというのが死を疑われる要因の一つとなっています。

 

サツキとトトロの出会いによる都市伝説について

トトロの都市伝説

 

サンダルの件の後、サツキはメイちゃんを探すために奮闘しますが、一向に見つかりません。

 

そこでトトロとの邂逅、助けがあり、メイちゃんを探し出すことに成功しますが、トトロ自体も都市伝説に絡むいわくつきのキャラになっています。

 

森の主とされるトトロですが、いわゆる日本のもののけとされ、子供の時にしか見えないものとされています。

 

しかしながら、確かにメイちゃんは初期から見えていたものの、サツキやカンタは子供ながら見えていないという指摘があります。

 

そのことから、トトロは正しくは死者もしくは死に近い人にしか見えないと解されるようになりました。

 

よって途中から見えるようになったサツキもメイちゃん同様に、死に至った、もしくは死の間際にいるとされています。

 

ご存知の通り、サツキはメイちゃんを見つけ出すことができ、大団円となりますが、この救出後の状態の2人は、死んでいた可能性を捨て去ることができなくなります。

 

都市伝説自体が、論拠が弱く、立証性に乏しい噂話に過ぎないものですが、サンダルとトトロが繋がり、こうした説が出てくるのは面白いことは確かですが、なかなか不気味だったりしましょう。

 

半信半疑はありますが、こうした都市伝説があるというのは知っておくといいかもしれませんね。