映画『シークレット・オブ・モンスター』が劇場公開される運びとなりましたが、その元となる原作や原題について取り扱います。

 

本作の時代背景は、第一次世界大戦の末期となるフランスで、ある独裁者の幼少期を描いたものとなります。

原作や原題の紹介、解説について。

シークレット・オブ・モンスター

 

『シークレット・オブ・モンスター』の原題に相当する作品名ですが、『HE CHILDHOOD OF A LEADER』となります。

 

原作者は、フランス人哲学者のジャン=ポール・サルトルで、心理ミステリーを描いたものとなっています。

 

高校もしくは大学で心理学を学んだ人であれば、サルトルは知る人ぞ知る著名人でしょう。

 

その人物の描いた作品が、『シークレット・オブ・モンスター』として蘇るというのは感慨深いものがあります。

 

さて本作の内容は、原作で描かれている「独裁者の幼少時代」をベースとして、第一次世界大戦の幕引きとなるヴェルサイユ条約締結直前に、アメリカからフランスへやってきた政府高官の息子が、狂気をはらむ独裁者へとなるまでの道筋を描くものとなります。

 

これがまさに原題の『HE CHILDHOOD OF A LEADER』を直訳したものと言えるでしょう。

 

原作者が心理学者の第一人者でもあり、その極めて精緻な分析作業を基にして出来上がったものですから、それをベースとしてくみ上げた『シークレット・オブ・モンスター』は、人間の人格形成の面で見どころとなる部分が大きくなっています。

 

主人公となる子役の少年が、どういう演技で立ち振る舞うかが注目されるでしょう。

 

劇場もしくはレンタルでも、一度視聴をおすすめする次第です。