映画スポットライト 世紀のスクープが、

2016年4月15日(金)に劇場公開されました。

 

本作のサブタイトルとなる世紀のスクープの対象は、

カトリック教会による児童への性的虐待となっています。

 

マスコミは、政治に対して強い姿勢を貫くことができますが、

排他的な協会に対しては、宗教が絡んでくることから、

なかなか手が出すことが難しいと言えます。

スポットライト 世紀のスクープが実話で、そのあらすじは?

 

本作の物語の舞台は、アメリカのマサチューセッツ州の

東北部に位置するボストンになります。

 

そのボストンにあるカトリック教会支部に勤めるジョン・ゲーガン神父が、

130人ほどの児童に対して性的虐待をしていたことが発端となります。

 

地元紙のボストン・グローブで、少数精鋭の4人の取材チーム「スポットライト」が、

一大スクープを出したことで公になったというものです。

 

さらにジョン・ゲーガン神父による悪事がここまで大きくなった要因として、

神父を管理するカトリック教会が、その事情を把握しながらも、

正すことなく、隠蔽工作をしてなかったことにしていたからです。

 

まさにカトリック教会が組織ぐるみでの不正行為は、

糾弾されて然るべきということになりましょう。

 

ただ日本と違い、宗教に対する拠り所が非常に大きく、

マスコミでも、そのスクープを取り上げることに億劫となっています。

 

さらに地元紙ボストン・グローブの購読者の53%がカトリック信者ということもあり、

スクープを出さないことの方が、理に適っていることになりましょう。

 

それでもカトリック教会の不正を暴いたことに対する、

マスコミの姿勢は、まさに日本であり得ないほどの信念があってのことだと感じます。

 

以下動画でのあらすじ、導入になります。

 

 

事件に対する評価や感想について。

 

今回の協会による不正の糾弾は、政治のそれ以上に敷居の高い行為だと考えられますが、

それをやってのける海外のマスコミは、ただただ感服するばかりです。

 

ジャーナリズムの成長度合いは、海外が発祥の地ということもあり、

それに比べて日本はまだまだという評価もできます。

 

日本のマスコミであれば、政治や芸能人のスクープは出しますが、

例えばスポンサーの機嫌を損ねるような記事はご法度で、

内々に握りつぶされるのが関の山なのではないでしょうか。

 

こういった実話を基にした映画という形で、

マスコミの良さを知れたというのは、海外の出来事であっても嬉しい次第でしょう。

 

事件のその後について。

 

映画スポットライト 世紀のスクープで、

ジョン・ゲーガン神父はその後どうなったのかということです。

 

実話ということで、リアルの人が動くことになりますから、

気になるところですね。

 

その後の人生は悲惨で、2001年に本件スクープが飛び出し、

翌年の2002年に禁錮9~10年の実刑判決が確定。

 

2003年8月23日にソーザ・バラノフスキー矯正センターで、

他の収容者に暴行を受けて死亡していることになります。

 

2003年にはジョン・ゲーガン神父は、67歳ということで、

刑期を全うしても、76歳となり、

刑務所の中で死去していた可能性があります。

 

いわばどう転んでも、最悪の結末になっていたことになりましょう。

 

この事件を機に、カトリック教会の浄化が行われて、

健全な運営に戻っていると願いたいところですね。